VOCALOID2 Editor
音符(メロディ)と歌詞を入力する方法は、とても簡単です。一般的なピアノロールにてメロディーを打ち込み、 歌詞を日本語で入力するだけ。発音時の強弱を変化させたい場合や、ビブラートを付けたいときも、音符をダブルクリックするだけで簡単にエディット出来ます。 もちろん、ダイナミクス、声質などは細部まで徹底的にエディットすることが可能ですので、操作に慣れれば慣れるほど、より人間らしく歌わせる事が可能です。
VOCALOID2のスコア編集ツール(VOCALOID Editor)のユーザインタフェースは、 黒を基調として落ち着いたものになっています。 VOCALOID1 Editorとは異なる新しい感覚のGUIです。
バーチャル・キーボードをマウスでクリックして音程を確認しながら、ピアノロール型の入力画面に音符を書き込むだけで、譜面が苦手な方でも、直感的にメロディ入力できるでしょう。 また、「ひらがな」「カタカナ」「ローマ字」のいずれかで、音符1つ1つに、歌詞(言葉)を打ち込んでいくだけで、メロディに生命(言霊)が宿ります。
合成エンジンには、VOCALOID1のものとは異なる新しい信号処理手法が導入されています。 これにより、さらにリアルな歌声が得られるようになりました。 特に、歌声に含まれる息の成分が、より自然に聞こえるようになっています。
歌声の「音量」「ピッチ」「明るさ」「口の開き具合」「ビブラート」などを自由に操る事が出来ます。 「ジェンダーファクター」をコントロールすれば、VOCALOID 2の声質をより女性的/男性的に変化させたり、さらには幼い子供のような声にする事すら可能です。 また、最大16人のシンガーを設定し、コーラスや合唱曲を歌わせる事が可能です。歌手のキャラクターを編集し、バリエーションを増やして合唱させる事が出来ます。
VOCALOID 2で作られた楽曲は、世界標準の音声フォーマット「WAVファイル」に書き出し保存する事ができます。 これにより、音楽制作用ソフトや映像編集用ソフトへ取り込んで活用したり、MP3ファイルに変換し、 インターネットを通じてオリジナルソングを公開するなど可能性は無限に広がります。
Rewire/VSTi対応のシーケンサやアプリケーションを使えば、 ボーカル・トラックと伴奏を正確に同期させることが可能です。
あらかじめ入力しておいた歌詞をもとに、キーボードで生演奏できる機能です。 VSTi対応のシーケンサやアプリケーション上に、VOCALOID 2をリアルタイム演奏モードで立ち上げれば、MIDIキーボードを使って「歌う」ことが可能になります。