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CGM発のバーチャルシンガー「初音ミク」。本ページでは、
彼女と、それをとりまくCGM文化の概要とあゆみをご紹介します。

初音ミク

初音ミクのあらまし

『PCが歌う!』バーチャルシンガー「初音ミク」

初音ミクの製品画像ヤマハが開発した「パソコンソフトで自由に歌声を作る」という画期的な技術VOCALOIDTM。 16歳、158cm、青緑の髪をツインテールにした少女「初音ミク」は、このVOCALOIDTMという歌声合成技術を用いてクリプトン・フューチャー・メディアが開発した、歌声のシンセサイザーです。

「白黒の鍵盤+ボタン+ツマミ」といったシンセサイザーのイメージを捨てて、あえて架空のキャラクターをパッケージイラストに付け「この女の子が、あなたのボーカリストとして歌います」というアイディアが出たときが、初音ミクというキャラクター誕生の瞬間でした。

あなたも初音ミクをプロデュースできる!

初音ミクの魅力は、誰もがプロデュースできるシンガーであることです。 「初音ミク」のリリース直後から、アマチュア・プロを問わず、多くのミュージシャンが一斉に初音ミクが歌う楽曲を動画投稿サイト「ニコニコ動画」や「Youtube」で発表しました。 すると、今度はその曲に刺激されたイラストレーターが初音ミクの絵を描き、気に入った曲にPVをつける映像作家も現れ・・・いつのまにかたくさんのクリエイターたちが初音ミクというバーチャルアイドルの「プロデュース」を楽しむようになりました。

元がシンセサイザーのパッケージイラストでしかない初音ミクは、持ち歌はもちろん、誰でも性格や容姿、服装などを自由に決めることができます。沢山のクリエイターが様々なミクを作り出すうちに、ミクの人気が広がっていったのです。

創作の連鎖

初音ミクとそのクリエイターたちの活躍!

初音ミクとそのクリエイターたちはやがて動画投稿サイトから飛び出し、
さまざまな活躍をはじめました。

  • さっぽろ雪まつりとのコラボレーション
  • 小室哲哉、ムーンライダーズなど、数々のメジャーアーティストと競演
  • ロサンゼルスや、東京(世界各国同時中継!)にて単独コンサートを開催
  • 「Google Chrome」のCMに初音ミクが抜擢

上記以外にも、沢山のクリエイターと初音ミクの活躍は、枚挙にいとまがありません。

さっぽろ雪まつりでのコラボとライブの写真

初音ミクとその仲間たち!

クリプトン・フューチャー・メディアの制作したバーチャルシンガーは、初音ミクのほかにも下記のキャラクターが存在します。

鏡音リン、鏡音レン、巡音ルカ、MEIKO、KAITO

楽曲紹介 from KARENT

  • Nyanyanyanyanyanyanya!

    Nyanyanyanyanyanyanya!

    DaniwellP

    Youtubeで最も再生された動画「NyanCat」(2012/7/3時点) のノリノリな音楽として、世界中に中毒者を生み出した曲「Nyanyanyanyanyanyanya!」。初音ミクが歌った原曲のバージョンがこのシングルです。

  • Evils Theater

    Evils Theater

    mothy (悪ノP)

    ボーカロイドブーム初期の名曲「悪ノ娘」「悪ノ召使」が収録されたアルバム。 驚きの展開を見せる物語性の強い歌詞に、あなたもたちまち虜となることでしょう。

  • ダブルラリアット

    ダブルラリアット

    アゴアニキ

    巡音ルカが両腕をグルグルと振り回す、シュールなPVで話題を呼んだ一曲です。半径がどんどん増えていってどこまでいくのか…というところで、結局最初の大きさに戻り「いつの日か回り疲れた時は 側にいてください」と言うあたりに、妙な人間臭さを感じます。

次回は『初音ミク』誕生から、創作の連鎖が始まった背景などをご紹介いたします。